
2026年に開催される青森国スポ(国民スポーツ大会)に向けて、2025年に再出発を果たした青森CYGNUS NEXT(シグナスネクスト)。今回はチームのキャプテン相馬翔太選手(#45)、副キャプテンの下山大地選手(#2)、小田桐蒼選手(#22)の世代が異なる3選手が登場。キャプテンたちが語る国スポに向けた思いや、チームの仲の良さ、青森のバスケ事情について語ってもらった。

#45 相馬翔太選手/1994年4月29日/178㎝/ PG/筑波大学

#2 下山大地選手/1989年8月8日/182㎝/SG/岩手大学(元Bリーガー)

#22 小田桐蒼選手/1999年8月26/183㎝/ SG/上武大学出身
「チームメイトやスタッフのために頑張りたい」
先ほどは試合お疲れ様でした。本日の対談では青森CYGNUS NEXTのことはもちろん、「社会人になってもバスケットボールを続けている理由」や、青森県のバスケ文化、「こういうコミュニティがある」などざっくばらんにお話を聞かせてください! まずはバスケットボールを社会人になっても続けている理由からお願いします!

じゃあ、若手の小田桐選手から……

一番はやっぱり面白いし、バスケが好きだからです。それと、僕たちは国スポの強化指定チームとして動いている中で、高校生などの学生チームとも練習や試合をする機会があります。その時に学生に対して自分たちのバスケットを見せることで、「青森県のバスケットボールはこんな取り組みをしているよ」と発信できることも楽しいです。チームのみんなとも先輩後輩関係なく仲が良いので、そこが面白いです。

素晴らしい!!

自分は高校の教員をやっていますが、4〜5年前に子どもたちの指導に専念するため、プレーヤーを離れようと思ったことがありました。ですが、そのタイミングで中村喜貴ヘッドコーチ(HC)に「ガードをやってくれないか」と誘われたことで、「国スポに向けてもう一度やろう」と決めました。指導をしながら自分もプレーヤーを続けることで、新しいことも学びながら教えることができています。指導している高校生にもプレーしている姿を見せられたらなと思っています。

今のチームは下が18歳、上は37歳。倍以上歳の離れたメンバーとも普通にコミュニケーションを取れています。学生時代では一緒にやることのないメンバーと、社会人になってコートに立てるのも社会人バスケットの楽しさの一つだと思います。ということで、自分たちは社会人をしながらバスケットをやっていますが、プロを終えてもう一度社会人としてプレーしている選手にも話を聞いてみましょうか!

僕は昨年(2025年)からこのチームに入れてもらいました。バスケットが大好きで、まだまだやりたいという気持ちでやっています。入ってみて思ったのは、みんな仕事をしているので練習する機会が少ないんですけど、それでも誰一人言い訳せずに、集まった時は全力で練習して試合をする。そういう素晴らしいチームメイトがいます。今はチームメイトやスタッフのために頑張りたいという思いでやっていますし、今年は国スポもあるので、勝ち進んでいくためにも今のSYGNUS NEXTの活動が大事だと思っています。
相馬選手は高校教員とお聞きしましたが、小田桐選手と下山大選手はどんなお仕事をされているんですか?

自分はただの営業マンです!

僕は青森県庁で働いています!
県庁ということは、青森国スポの用意で忙しいのでは?

僕は違う管轄なのでそこまで忙しくないんですけど、中野宥斗選手(#88)も県庁職員で、中野選手の方がかなり忙しくしています。
話が脱線しますが、中野選手の身体がともてムキムキで驚きました!!

本業がフィジークなので(笑)

有酸素運動としてバスケをやっていますね(笑)

今年だけは本業でバスケットをしているんですよ(笑)毎年この時期はフィジークの大会にも出ていて、黒くて絞れているんですけど、今年はまだ絞りもないし、肌も白いですね。
ホームページに載っている写真はすごいですもんね。迫力がありました!

高校生や大学生と試合する時に毎回ウエイトについて聞かれているんですよ。一時期「週8」って答えていましたね(笑)

どこで2部練しているんだろう(笑)

鍛えすぎです(笑)
週一の練習でも結束力が高い理由
チーム練習は週に1回だけとお聞きしました。その日以外は自主練もしているんですか?

青森県内でも弘前市、八戸市、むつ市と、みんな遠いところに住んでいます。なので平日はそれぞれ地元の体育館でバスケをしながら、試合や国スポがある時期は週に1回、土日のどちらかに八戸市に集まって練習しています。(それぞれ車で2時間ほどの距離)
実際に本日試合を見ましたが、ディフェンスの強度などが高く、結束力のあるチームだと感じました。少ない練習にもかかわらず、なぜこのような雰囲気が出せるのでしょうか?

人がとても良いと思います。

間違いないね。

人がどんどん増えてくる中で、声を出せるメンバーやハードワークできるメンバーも増えてきたので、練習からバチバチやれるし、試合でも声を出し合える。特にリーグ優勝した昨シーズンから今シーズンにかけて、さらに良い雰囲気でやれていると思います。

チーム練習は週一なんですけど、それぞれ別のチームでもバスケットをしているんです。

地元に「鶴田クラブ」というクラブチームがあって、そこで練習しています。

鶴田クラブは昔からの強豪クラブで、青森CYGNUS NEXTができる前は県で優勝もしていましたね。

今は国スポに向けて青森CYGNUS NEXTに集まっていますが、鶴田クラブがあるおかげで、金曜日は津軽地方に住んでいるメンバーはそこに集まってバスケをしています。大地さんも津軽地方に住んでいるので、毎回連絡するんですけど・・・

一回も行けてないです・・・!!

天皇杯予選前の練習も面白かったですよね。

あれはビビったね。結局10人ぐらい来たんだっけ?

大会に向けてコールプレーを考えようってことで10人ぐらい集まりました。大地さんも誘ったんですけど、ずっと断られちゃいましたね。

まさかあんなに集まるなんて・・・行けばよかったです。
地元開催の国スポで戦うというのは、選手にとってどのような意味があるのでしょうか?

青森開催は自分たちが生きているうちにもう二度とないと思います。そこに選ばれて戦えるのは本当に光栄なことです。今のメンバーと歴史に名を刻みたいですね。今、バスケが盛り上がっている中で、地元での開催。このメンバーと出られるのは本当に特別な思いです。出るからにはやっぱり勝ちたい、優勝を目指しています。

国スポに出られるということは、それこそ本当に一生に一回の機会だと思うので、「社会人バスケットの集大成」ではないですけど、出し切りたいと思っています。ただ青森県は、これまで東北ブロックで秋田県や山形県といった強豪に負けることもありました。本国出場が決まっている今回も驕ることなく、ただ積み重ねてやっていきたいと思っています。

青森で広がるバスケ熱「自分が盛り上げる」という気持ちで
青森県ならではのバスケ文化はありますか?

他の県ではあまりないと思うんですけど、平日の夜に集まって試合をする「ナイターリーグ」があります。自分たちもそっちの試合に出て楽しんだりしています。しかも、ナイターリーグには、地域リーグの方には出ていない人たちも多い。それでもすごく能力の高い選手が多いので、それも楽しみの一つです。あとはストリートボールのリーグや、ストリート系のイベントを積極的にやっている人たちもいて、いろんな面からバスケが盛り上がってきていると感じます。

本当に青森のバスケ盛り上がってきていますよね。
記事をご覧のみなさまの中には、会人になってバスケットボールから離れてしまった人もいるかもしれません。そんな方たちも含めてメッセージをお願いします!

キャプテンはHCとの縁があってというお話でしたが、身体が動くのであれば絶対にやった方がいいし楽しいです。自分がやることで、周りの人たちにも伝播して、バスケットのコミュニティが広がるかもしれません。そうなることでバスケットがもっと盛り上がると思うので、「自分が盛り上げていくぞ」という気持ちでやるのがいいと思います!

僕たちはアマチュアなんですけど、本当に毎回たくさんの方々が応援しに来てくださいます。それは当たり前ではないので、その人たちのために頑張ってプレーしないといけないですし、これからもまた社会人バスケもぜひ見に来てください!

引き続き応援よろしくお願いします!!
